日本ジェネリックがミノキシジルを発売！リアップやリグロとの効果の違いは？

大正製薬だけにミノキシジルの売上を渡すなんてしないぞ！とでも言いたげに、あらゆるメーカーがミノキシジルのお薬を発売し始めましたね。

2018年12月7日には、あの日本調剤のグループ会社である日本ジェネリックからもミノキシジルのローションが発売されました。その名も『ミノキシジルローション5％「JG」』。

「ミノキシジルローション5％「JG」の効果は、リアップX5プラスやリグロEX5と比べると高いの低いの？」

「これまでのミノキシジル製剤と何が違うの？」

気になるミノキシジルローション5％「JG」について詳しく見ていきましょう。

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ミノキシジルローション5％「JG」の基本情報

どこで買えるの？成分は何が入っているの？お値段はいくら？気になることがたくさんありますよね。まずはミノキシジルローション5％「JG」の基本情報について見ていきましょう。

日本調剤グループの会社から販売されるとだけあって、ミノキシジルローション5％「JG」の販売場所は日本調剤の店舗のみです。つまりマツキヨやウエルシアに足を運んでもそもそも取り扱いがないということですね。

日本調剤は全国47都道府県に店舗がありますので、欲しい方は最寄りの店舗を探しておきましょう。

日本調剤に処方せんを持ってきた患者さんが、そのまま薬局でミノキシジルを買えるようにという算段でしょうか？たしかに薬局で購入すれば併用薬との相互作用も確認しやすいですし、その場ですぐに薬剤師から説明を受けられるので便利かもしれませんね。

〈販売メーカー〉
日本ジェネリック株式会社

〈医薬品の分類〉
第一類医薬品

〈内容量〉
60ml

〈用法用量〉
成人男性（20歳以上）が、1日2回、1回1mlを脱毛している頭皮に塗布。

〈効能効果〉
壮年性脱毛症における発毛、育毛及び脱毛（抜け毛）の進行予防。

〈参考価格〉
7,000円（税抜）

まりも薬剤師

どこかで見覚えのある商品情報…と思ったら、販売メーカー以外はロート製薬のリグロEX5とまったく同じなんですね。

ではお待ちかね、ミノキシジルローション5％「JG」の成分や効果を見ていきましょう。

ミノキシジルの濃度は、リアップX5プラス、リグロEX5、メディカルミノキ5と同じ5％です。日本国内で販売できるミノキシジル製剤の濃度はMAXで5％までですので、最大濃度のミノキシジルが配合されていることになります。

ミノキシジルは毛包に直接働くことで、細胞増殖やタンパク質の合成を促進し毛周期を正常にしてあげる働きを持っています。

毛周期って何？という方は以下の絵を見てみてください。

髪の毛が生えてから抜けるまでには、一連の流れがあります。成長期は髪の毛が育つ期間、退行期や休止期は髪の毛の成長がストップしている状態です。

正常な人は青い線で書いたように、髪の毛が初期成長期から後期成長期までしっかりと育つため、太く長く育ちます。

一方で壮年期脱毛症の人は、赤い線で書いたように十分に成長期で成長しきれないうちに退行期へと移行してしまうのです。だから髪の毛が薄くなったり細くなったりするんですね。

ミノキシジルは赤い線で書いたような、正常な毛周期へと戻してあげることで早期脱毛症の症状を改善していきます。

ミノキシジルローション5％「JG」に含まれている成分はミノキシジル5％のみです。リアップX5プラスネオ、リグロEX5、メディカルミノキ5なども同様にミノキシジル5％を含んでいます。そのため、これらのミノキシジル製剤と同等の効果であると言えるでしょう。

まりも薬剤師

なんとなく、後から発売されたお薬の方が効くイメージがありますが、リアップX5プラスネオやリグロEX5などと効果は変わりません。

日本調剤限定販売というフレーズも、ミノキシジルローション5％「JG」の効果が高そうなイメージを持たせますが、従来のミノキシジル製剤と変わらないのでご注意を。

リアップX5プラスネオやリグロEX5と同等の効果といっても、どれくらい発毛効果があるものなの？

そもそもリアップ5プラスネオやリグロEX5などのミノキシジル製剤の効果がどれほどなのかが気になる方もいますよね。以下の記事で臨床データの結果をもとにミノキシジルの効果を説明していますので、気になる方は御覧ください。

「リグロEX5の効果」のとことで説明しています。

配合されている主成分がどれもミノキシジル5％であることから、大きな効果の違いはありません。ただ、そのほかに配合されている成分やお値段などは少々違いがあります。

わかりやすいように以下にミノキシジルローション5％「JG」とリアップ5プラスネオ、リグロEX5、メディカルミノキ5との違いをまとめました。