「そのカゼに、ベストなルルアタックを。」をコンセンプトに、症状別に風邪薬を展開しているルルアタック。現在は次の5種類が販売されています。
- ルルアタックFXa
- ルルアタックEX
- ルルアタックNX
- ルルアタックCX
- ルルアタックTR
ルルアタックのシリーズは「熱」や「のど」などパッケージに書いてあるので選びやすい風邪薬ではありますが、風邪の症状が複数出ている場合はどれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、ルルアタックの効果や成分の違いを詳しく解説します。
どのルルアタックはどの症状によく効くのかまとめているので、この記事を読むことで自分に合ったものを選べるようになりますよ。
タップできる目次
ルルアタックの有効成分の違い
ルルアタックのシリーズは、症状別に5種類販売されています。たとえばルルアタックFXaは熱、ルルアタックEXはのどといった具合です。
しかし、これはルルアタックFXaが熱にしか効かない、ルルアタックEXはのどにしか効かないというわけではありません。
5種類あるルルアタックは、すべて鼻水や咳、熱やのどなど風邪の諸症状に効果を発揮します。
ルルアタックFXaの有効成分
成分名 | 成分量(1日量) | 効果 |
イソプロピルアンチピリン(ピリン系) | 300mg | 熱や頭痛、のどの痛みをやわらげる |
アセトアミノフェン | 450mg | 熱や頭痛、のどの痛みをやわらげる |
ショウキョウ末 | 200mg | 体を温めて熱を下げる |
クレマスチンフマル酸塩 | 1.34mg | 鼻水やくしゃみを抑える |
グリチルリチン酸 | 39mg | 炎症を抑える |
チペピジンヒベンズ酸塩 | 75mg | 咳を鎮める 痰を出しやすくする |
ノスカピン | 48mg | 咳を鎮める |
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 | 60mg | 気管支を広げて咳を鎮める |
無水カフェイン | 75mg | 頭痛をやわらげる |
アスコルビン酸(ビタミンC) | 300mg | 風邪で消耗しやすいビタミンを補う |
ルルアタックFXaは、熱の症状にターゲットをあてた風邪薬です。熱を下げるイソプロピルアンチピリンとアセトアミノフェン、ショウキョウ末が配合されています。
ほかに鼻水や咳などを抑える症状も入っているため、風邪の諸症状をすべて抑えることが可能です。
ただし、鼻水やくしゃみに関してはあまり効果が高い成分は入っていません。
ルルアタックのEXの有効成分
成分名 | 成分量(1日量) | 効果 |
トラネキサム酸 | 750mg | のどの腫れを抑える |
イブプロフェン | 450mg | 熱や頭痛、のどの痛みをやわらげる |
クレマスチンフマル酸塩 | 1.34mg | 鼻水やくしゃみを抑える |
ブロムヘキシン塩酸塩 | 12mg | 痰を出しやすくする |
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 | 60mg | 気管支を広げて咳を鎮める |
ジヒドロコデインリン酸塩 | 24mg | 咳を鎮める |
チアミン硝化物(ビタミンB1硝酸塩) | 25mg | 風邪で消耗しやすいビタミンを補う |
リボフラビン(ビタミンB2) | 12mg | のどや鼻の粘膜の健康を保つ |
ルルアタックEXは、とくにのどの痛みが気になる方向けの風邪薬です。
痛みや炎症を抑える効果が高いイブプロフェン、腫れを抑える効果があるトラネキサム酸が配合されています。イブプロフェンは熱や頭痛をやわらげる効果も高いことが特徴です。
咳止めの成分としても効果が高いものが配合されているため、さまざまな風邪の症状が気になっている方でも使いやすい風邪薬といえるでしょう。
ルルアタックNXの有効成分
成分名 | 成分量(1日量) | 効果 |
イブプロフェン | 450mg | 熱や頭痛、のどの痛みをやわらげる |
ベラドンナ総アルカロイド | 0.3mg | 鼻水を抑える |
クレマスチンフマル酸塩 | 1.34mg | 鼻水やくしゃみを抑える |
ブロムヘキシン塩酸塩 | 12mg | 痰を出しやすくする |
ジヒドロコデインリン酸塩 | 24mg | 咳を鎮める |
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 | 60mg | 気管支を広げて咳を鎮める |
無水カフェイン | 75mg | 頭痛をやわらげる |
ベンフォチアミン(ビタミンB1誘導体) | 25mg | 風邪で消耗しやすいビタミンを補う |
リボフラビン(ビタミンB2) | 12mg | のどや鼻の粘膜の健康を保つ |
ルルアタックNXは、鼻水の症状がとくに気になる方向けの風邪薬です。
鼻水向けとはなっていますが、解熱鎮痛効果の高いイブプロフェンが配合されているため、のどや熱、頭痛にも高い効果を発揮します。
咳止めの成分も充実しているため、鼻水だけでなく熱や咳などの諸症状全般に効果的です。
ルルアタックCXの有効成分
成分名 | 成分量(1日量) | 効果 |
イブプロフェン | 450mg | 熱や頭痛、のどの痛みをやわらげる |
ジヒドロコデインリン酸塩 | 24mg | 咳を鎮める |
ノスカピン | 48mg | 咳を鎮める |
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 | 60mg | 気管支を広げて咳を鎮める |
L-カルボシステイン | 750mg | 痰を出しやすくする |
グリチルリチン酸 | 39mg | 炎症を抑える |
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 | 3.5mg | 鼻水や鼻づまりを抑える |
無水カフェイン | 75mg | 頭痛をやわらげる |
ベンフォチアミン(ビタミンB1誘導体) | 25mg | 風邪で消耗しやすいビタミンを補う |
ルルアタックCXは、咳の症状がとくに気になる方向けの風邪薬です。
咳を鎮める成分に加えて、痰を出しやすくするL-カルボシステインが配合されています。解熱鎮痛効果の高いイブプロフェン、炎症を抑えるグリチルリチン酸も配合されているため頭痛や熱、のどの痛みにも効果的です。
ルルアタックTRの有効成分
成分名 | 成分量(1日量) | 効果 |
イブプロフェン | 400mg | 熱や頭痛、のどの痛みをやわらげる |
グリチルリチン酸 | 26mg | 炎症を抑える |
ヨウ化イソプロパミド | 5mg | 鼻水を抑える |
d-クロルフェニラミンマレイン酸塩 | 3.5mg | 鼻水や鼻づまりを抑える |
デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物 | 48mg | 咳を鎮める |
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 | 60mg | 気管支を広げて咳を鎮める |
無水カフェイン | 75mg | 頭痛をやわらげる |
ルルアタックTRは、服用回数が1日2回で済むことが特徴の風邪薬です。
解熱鎮痛効果の高いイブプロフェンが配合されているため、熱や頭痛、のどの痛みが気になる方に向いています。そのほか、鼻水や鼻づまり、咳を抑える成分も配合されているので、風邪のあらゆる症状に対応することが可能です。
有効成分の違いまとめ
ルルアタックのシリーズは、どれも風邪の主な諸症状をすべて抑えられます。そのため、どれを購入しても気になる症状はひととおりやわらげることができるでしょう。
しかし、種類ごとで微妙に効果の高さが異なるものです。
ここでは配合されている成分を見て、それぞれどのくらいの効果が期待できるのかを三段階で評価しました。
- よく効く→◎
- 効く→◎
- まあまあ→△
商品名 | ルルアタックFXa | ルルアタックEX | ルルアタックNX | ルルアタックCX | ルルアタックTR |
画像 | |||||
熱、頭痛、のどの痛み | よく効く | よく効く | よく効く | よく効く | よく効く |
咳 | まあまあ | よく効く | よく効く | よく効く | 効く |
痰 | まあまあ | よく効く | よく効く | よく効く | まあまあ |
鼻水 | まあまあ | まあまあ | よく効く | よく効く | よく効く |
鼻づまり | まあまあ | まあまあ | まあまあ | よく効く | まあまあ |
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評価は私が個人的な判断でつけたものです。参考程度にご覧ください。
ルルアタックの効能効果の違い
ルルアタックのシリーズの効能効果はすべて同じです、それぞれ得意とする症状は違いますが、効能効果に代わりはないので、自分の症状により合ったものを選ぶようにしましょう。
かぜの諸症状(発熱、悪寒、頭痛、のどの痛み、鼻水、鼻づまり、せき、たん、関節の痛み、筋肉の痛み、くしゃみ)の緩和
ルルアタックの選び方
ルルアタックのシリーズは、それぞれ「熱」「のど」「鼻」のように気になる症状にフォーカスしたものがラインナップされています。
そのため基本的には、熱ならルルアタックFXa、のどならルルアタックEXのようにパッケージに記載されている症状をもとに選んでいただいて構いません。
以下に紹介する選び方は、症状別とは別の視点から選びたい方向けです。
風邪の症状がまんべんなく出ている方
ルルアタックCXは、咳の症状が気になる方向けの風邪薬です。しかし、配合されている成分を見ると咳以外にも熱や鼻水にもよく効く成分が配合されていることがわかります。
「全部の症状がつらい」という方は、ルルアタックCXを選ぶとよいでしょう。
「咳も出ているけど、熱や鼻水も気になる」という方は、こちらのルルアタックCXを選んでみてください。
1日2回のタイプがよい方
ルルアタックTRは、一日2回の服用で済むタイプの風邪薬です。
学校や仕事でお昼に風邪薬を飲みづらい方、お昼の分をよく飲み忘れてしまう方に向いているでしょう。
総合風邪薬なので、熱や咳、鼻水とよく出る症状をすべて抑えてくれます。
ルルアタックTRは、速く溶け出す速溶性顆粒と、後から溶け始める遅溶性顆粒を配合することで、1日2回で効果が持続するように作られています。
子どもから使える風邪薬がほしい方
ルルアタックFXaは7歳から服用できます。
ほかのルルアタックは15歳以上からしか服用できないため、子どもでも飲めるのをお探しの方にはルルアタックFXaが向いているでしょう。
家族みんなで使える常備薬として家に置いておくのもよいですね。
7歳未満の子どもには使えないので注意してください。
熱や頭痛、のどの痛みが気になる方向けの風邪薬
熱や頭痛、のどの痛みを緩和するのは主にイブプロフェンやアセトアミノフェンなどの解熱鎮痛成分です。
これらの症状により高い効果が期待できる風邪薬をお探しの方は、イブプロフェンが最大量である200mg配合された「パブロンエースPro」も検討してみてください。
コルゲンコーワIB錠TXαには、解熱鎮痛効果の高いイブプロフェンが最大量配合されているため、熱や頭痛、のどの痛みに高い効果を発揮することが特徴です。
炎症を抑える働きのあるトラネキサム酸も配合されています。イブプロフェンが最大量配合され、さらにトラネキサム酸まで入っている風邪薬はコルゲンコーワIB錠TXα以外でほとんど見かけません。
まとめ
ルルアタックのシリーズは、種類ごとにメインとなって効く症状にターゲットが当てられているのでほかの風邪薬と比較すると選びやすいでしょう。
どれも総合風邪薬なので、メインの症状以外にも熱や咳、鼻水などさまざまな症状を抑えることが可能です。
基本的にはパッケージに書かれている症状を見て購入すれば問題ありませんが、それでもどれを選べばいいか迷ってしまう方は、以下の項目も参考に選んでみてください。
熱や頭痛、のどの痛みにより高い効果が期待できる風邪薬をお探しの方には、イブプロフェンが最大量の200mg配合され、さらに炎症を抑えるトラネキサム酸も入っている「コルゲンコーワIB錠TXα」もよいでしょう。
ルルアタックはパッケージに書かれている症状を目安に選んで構いません。もし複数の症状が気になるときは、熱や咳、鼻水のすべてに高い効果が期待できるルルアタックCXを選んでみてください。