漢方薬「コッコアポ」シリーズの違いを比較！効果や成分を解説

「痩せたい」「ダイエットしたい」という方に人気のコッコアポ。現在は次の6種類が販売されています。

漢方薬を飲むだけで痩せるわけではありませんが、運動や食事療法と組み合わせることで痩せやすい状態を作ることが可能です。ダイエッターにとって、コッコアポは救世主ともいえますね。

しかし、どのコッコアポが自分に合っているかわからず迷っている方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、コッコアポシリーズの効果や成分の違いを詳しく解説します。

コッコアポの有効成分の違い

漢方薬は自分の体質に合わせて選ぶことで、はじめて効果を発揮するものです。コッコアポは種類によって使われている漢方薬が違うため、

まずはどのような成分が入っているのかを見ていきましょう。

成分名	成分量（1日量）
防風通聖散エキス	3,420mg

コッコアポEXは、ダイエットに用いられる漢方薬として有名な防風通聖散が配合されています。

防風通聖散は、脂肪の分解や燃焼を促進することで体重を減らす効果が期待できる漢方薬です。便通をよくする働きもあるため、溜め込んでいるものを出してすっきりさせる効果もあります。

コッコアポを販売しているクラシエが行った試験でも、体重を減らしたりウエストを引き締めたりする効果があることが明らかです。

参考：クラシエ薬品株式会社　DRUG INFORMATION

コッコアポGの有効成分

成分名	成分量（1日量）
大柴胡湯エキス	2,700mg

大柴胡湯は、ストレスによって食事量が増えてしまう方に向いている漢方薬です。疲れたりイライラしたりしたとき、なぜか食べ物に手が伸びてしまったという経験はありませんか？

人はストレスを感じると甘いものを摂りたくなるようにできています。これは、甘いもの（ブドウ糖）が脳のエネルギー源となり疲れを癒やす働きがあるためです。

大柴胡湯は、ストレスによる過剰な食欲を抑えて食べ過ぎを防ぐ効果があります。

コッコアポLの有効成分

成分名	成分量（1日量）
防已黄耆湯エキス	3,200mg

防已黄耆湯は、体に溜まっている余分な水分を出す働きがある漢方薬です。体を動かすためのエネルギーが不足し、疲れやすくなっている方に使われます。

防已黄耆湯を服用すると胃腸の働きがよくなるため、摂取した食物からエネルギーを効率よく作れるようになることが特徴です。作ったエネルギーを使って体を動かすことで代謝を高める働きがあります。

汗腺のしまりをよくする働きもあることから多汗症の治療にも用いられている漢方薬です。

当帰芍薬散

成分名	成分量（1日量）
トウキ末	409mg
センキュウ末	409mg
シャクヤク末	546mg
ブクリョウ末	546mg
ソウジュツ末	546mg
タクシャ末	546mg

当帰芍薬散は、冷えやむくみを改善する働きがある漢方薬です。

水分代謝を高めて血行をよくし、体にたまっている余分な水分を取り除きます。婦人科系に使われる漢方薬としても有名で、月経異常や月経痛などにも効果があることが特徴です。

コッコアポプラスA錠

成分名	成分量（1日量）
防風通聖散料エキス粉末	2,850mg

コッコアポプラスA錠は、コッコアポEXと同じく防風通聖散が配合された漢方薬です。

防風通聖散は成分量が多いほど効果も期待できますが、腹痛や下痢などの副作用が起きやすくなります。コッコアポA錠はコッコアポEXよりも配合されている防風通聖散の量が少ないため、副作用が起きにくく初めて防風通聖散を試す方に向いているでしょう。

新コッコアポA錠

成分名	成分量（1日量）
防風通聖散料エキス粉末	2,850mg

新コッコアポA錠もコッコアポEXやコッコアポプラスA錠と同じく防風通聖散が配合されています。配合量はコッコアポA錠と同じ2,850mgです。

成分に違いはないのでコッコアポプラスA錠と新コッコアポA錠に大きな違いはありません。しいていえば、パッケージがコッコアポA錠が女性向き、新コッコアポA錠は男性向きということくらいでしょう。

有効成分の違いまとめ

商品名	コッコアポEX	コッコアポG	コッコアポL	当帰芍薬散	コッコアポプラスA錠	新コッコアポA錠
商品画像
成分名	防風通聖散エキス （3,420mg）	大柴胡湯エキス （2,700mg）	防已黄耆湯エキス （3,200mg）	当帰芍薬散	防風通聖散料エキス粉末 （2,850mg）	防風通聖散料エキス粉末 （2,850mg）
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コッコアポの効能効果の違い

コッコアポの効能効果は、種類によって少しずつ違います。

自分の体質に合うコッコアポを選ぶことはもちろん、期待する効果が得られるのかも確認して購入することが大切です。

コッコアポEX・コッコアポプラスA錠・新コッコアポA錠の効能効果

コッコアポEXとコッコアポプラスA錠、新コッコアポA錠はどれも防風通聖散が配合されているため、効能効果も同じになっています。

肥満以外に高血圧に伴う動悸や肩こり、便秘や蓄膿症の治療も可能です。

コッコアポLの効能効果

防已黄耆湯エキスが配合されたコッコアポLの効能効果は次のとおりです。

こちらも肥満症に使えますが、効果が期待できるのは脂肪の蓄積による肥満ではなく水ぶとりによる肥満。筋肉量が少なくぶよぶよしている方に向いています。

コッコアポGの効能効果

大柴胡湯エキスが配合されたコッコアポGの効能効果は次のとおりです。

肥満症に使えますが、こちらも水ぶとりに対して効果を発揮します。脂肪の蓄積による肥満ではなく、むくみによって体重が増えている方に向いている製品です。

当帰芍薬散の効能効果

当帰芍薬散は次のような症状に効果があります。

ほかのコッコアポと比べると、さまざまな効能効果をもつことが特徴です。ただし、当帰芍薬散の効能効果に「肥満症」はありません。

水分の代謝を高め、血行をよくすることで余分な水分を取り除く製品です。そのため、ダイエットに使うというよりは、日頃からむくみが気になっているような方に向いているでしょう。

コッコアポの選び方

漢方薬は体質に合わせて選ぶことが大切だとは言われても、なかなかどれを選んだらいいのかわかりませんよね。

ここではそれぞれのコッコアポがどのような方に向いていて、どのような方には向いていないのかを紹介します。

「痩せたいけど、どのコッコアポを購入するべきか迷っている」という方はぜひ参考にしてみてください。

コッコアポEX・コッコアポプラスA錠・新コッコアポA錠が向いている方

コッコアポGが向いている方

コッコアポLが向いている方

当帰芍薬散が向いている方

効果の高い防風通聖散が欲しい方向けの市販薬

ぽっこりお腹が気になる方に人気の防風通聖散は、配合されている成分量が多いほどダイエット効果も高いといわれています。

しかしコッコアポのシリーズは、実はそこまで多くの防風通聖散が配合されていません。痩せる効果がより高いものを探している方は、満量処方の防風通聖散「新・ロート防風通聖散錠満量」を選ぶとよいでしょう。

コッコアポのシリーズで防風通聖散がもっとも多く含まれているコッコアポEXでも、3,420mgしか含まれていません。しかしこの「新・ロート防風通聖散錠満量」には5,000mgも配合されています。

配合量が多いので腹痛や下痢などの副作用が起きやすくなることには注意が必要ですが、コッコアポよりも高い効果が期待できる製品です。

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まとめ

コッコアポは、種類によって配合されている漢方薬の種類が違います。どれも体重を減らすために有効ですが、種類によってどういった方に向いているのかが異なるので注意しましょう。

防風通聖散が配合されているコッコアポのなかでもっとも高い効果が期待できるのはコッコアポEXです。さらに高い効果を求めている方は、満量処方の「新・ロート防風通聖散錠満量」もよいでしょう。