「低単価のお仕事と高単価のお仕事って、仕事内容は何が違うんだろう?」
「高単価の仕事って、単価1円の仕事とは丸っきりやることが違うんだろうな」
ライターを始めて間もない頃は、1円未満での仕事も多く、単価の高い仕事なんて遠い雲の上の存在でした。
自分から離れている存在のものほど想像力が膨らむためか、「いったいどんなレベルまで要求されるんだ?」といつも疑問に思っていたものです。
今はライター歴も1年半ほどになり、ありがたいことに当初では考えられなかった単価の依頼もいくつか頂くようになりました。
文字単価0.4円の仕事内容

私がこれまでにやった仕事でもっとも低かった単価が0.4円です。どこかのキュレーションサイトの執筆だったと思います。
この0.4円には以下のような仕事が含まれていました。
- タイトル・見出し作成
- ライティング
- WordPress入稿
- 装飾
- 画像挿入
これに修正が1~2回ほど入ります。記事が出来上がるまでの一連の作業をすべてライター側がやる感じですね。
2000文字くらいの文章を納品できる状態にするのに2時間くらいかかりました。時給換算すると…考えたくもないくらい低いですね。
文字単価18円の仕事内容

私が経験したお仕事の中でもっとも高い単価は18円です。運良くランサーズでの提案が採用され、頂いたお仕事ですね。
文字単価0.4円の仕事と比べると、なんと45倍です。1文字1文字の重さが45倍も違うなんて…。
いったいどれだけ大変な仕事なのかと、0.4円で仕事していた私は絶対に思っていたでしょう。
18円の仕事内容は、こんな感じです。
- ライティング
まさかの、ライティングのみ!何度かお仕事をしていますが、修正依頼もされたことがありません。
こちらの仕事、ちょっと特殊でしてただの記事執筆ではなく、ランディングページ(LP)を作成する仕事なんですね。そのためライティングとはいってもちょっと方向性が違います。
- キャッチコピーの作成
- セールスライティング
キャッチコピーやセールスライティングのノウハウを埋め込みながら執筆を進めていかなければなりません。
情報を調べてまとめて書くのとは違うので、それなりに頭も使うしちょっとの文字数でも時間がかかります。
文字単価が上がると求められるスキルが増える?

0.4円の仕事はキュレーションサイトの執筆だったので、キーワードに合わせて情報収集をして執筆からWordPress投稿まですべての過程をライター側で行っていました。
一方で18円の仕事はランディングページの執筆だったので、やることはライティングのみです。
しかしキャッチコピーやセールスライティングのスキルも求められるため、やることは少ないけど求められていることが違う、といった印象でした。
そもそも普通の記事を書くのとランディングページとではやるべきことが違うのは当たり前です。ではランディングページではなく、一般的な記事執筆のお仕事では何を任されるのでしょう。
- タイトル・見出し作成
- ライティング
- 修正
- タイトル作成・見出し作成
- ライティング
- WordPress入稿
- 装飾
- 画像挿入
- 修正
- ライティング
- 修正
文字単価が上がるからといって、仕事量が増えるかというとそうでもないんですね。
依頼をくれるクライアントさんによって、ライターにどこまでの仕事を依頼するかが変わります。
高単価のお仕事ってどんな内容の何を書くの?

どこまでライターが仕事をやるべきかは、文字単価に関係なく完全にクライアントの裁量で決まります。
「じゃあ、1円の仕事も7円の仕事も書く内容は同じなの?」と聞かれるとそうではありません。
私がこれまでに書いた記事の例でいくと、単価が低いものは、
- ネットに転がっている情報をまとめたらOKな記事
- 専門性が求められない記事
- 自分の体験談を書くだけの記事
が多かったように思います。「銀座カラーで脱毛したときの経験を書いてください!」とかは、よく1円くらいで受けていました。
一方で5円以上になると、
- 文献や書籍などを参考に書く記事
- 一次情報が求められる記事
- 何かしらの分野に特化した記事
などが多い印象です。「何かしらの分野」とは、私の場合だと医療系のことが多いかなと思います。人によっては金融系だったりIT系だったりいろいろと変わってくるでしょう。
高単価のお仕事は誰が発注している?

正直に言って単価が安くても高くても仕事内容に大きな差がないことも多いです。ではなぜ同じ仕事でも1円で発注するクライアントと5円で発注するクライアントがいるのでしょう。
理由はいくつか考えられます。
- クライアントの予算が潤沢
- すでにメディアでの売上が軌道に乗っている
- ライターのスキルがクライアントに認められている
1番大きいのはクライアントの予算だと思います。少ない予算で外注して記事を書いてもらうと考えているクライアントが高単価で依頼してくることはほぼありません。
逆にライターにもある程度の費用を割けるメディアであれば、ぽんっと予算を割いてくれます。大手メディアからの依頼ほど単価が高いので、この考えは間違っていないでしょう。
これから育てていくメディアよりも、すでに売上が順調に発生しているメディアもライターに費用を割いてくれます。
あとはライター側のスキルも関係しているのでは?とも思いますね。どんな文章を書くのか、安心して執筆を任せていいのかわからないライターに予算を一気に使うのはとてもリスキーです。
私自身、ランサーズの実績数が増えるにつれて単価が高い依頼も増えてきたことから、ライターの信頼度も単価に影響しているのは間違いないでしょう。
まとめ

低単価でも作業内容が多くて消耗してしまう案件もあれば、高単価であっても修正がなくスラスラとお仕事を進められるものもあります。
ランディングページの執筆だとコピーライティングやセールスライティングのスキルも必要なので高単価になりやすいです。
しかし通常の執筆であれば、単価に比例して仕事が大変になるとは必ずしも言えません。