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ニキビ治療薬「ピンプリット」シリーズの違いを比較!効果や成分を解説

資生堂薬品から販売されている「ピンプリット にきび治療薬C」と「ピンプリットN」。パッケージが驚くほど似ており、ぱっと見ただけでは違いがほぼわかりませんよね。

「どちらを購入するべきなの?」とお悩みの方が多いのではないでしょうか。とても似ているお薬ですが、実は特徴が大きく異なるため、しっかり選んで購入することが大切です。

今回はピンプリット にきび治療薬CとピンプリットNの成分や効果の違いを詳しく紹介します。

岡本
ピンプリットのシリーズは、数あるニキビ治療薬のなかでもとくに成分が充実したお薬です。自分の症状に合うほうを使ってニキビをしっかり治療していきましょう。

ピンプリットの有効成分の違い

ピンプリット にきび治療薬CとピンプリットNの大きな違いは、有効成分の一つである酸化亜鉛が含まれているか含まれていないかという点のみです。

具体的にどのような成分に違いがあるのかを見ていきましょう。

ピンプリット にきび治療薬Cの有効成分

成分効果
イオウ角質を柔らかくする
アクネ菌を殺菌する
レゾルシン殺菌する
グリチルレチン酸炎症を抑える

ニキビは、毛穴に皮脂が詰まることで起こるものです。イオウには、角質を柔らかくすることで毛穴の詰まりを改善する効果があります。

イオウとレゾルシンの効果により、ニキビの原因となるアクネ菌を殺菌できることも特徴です。赤みを鎮めて炎症を抑えるグリチルリチン酸も配合されています。

ピンプリットNの有効成分

成分効果
イオウ角質を柔らかくする
アクネ菌を殺菌する
レゾルシン殺菌する
グリチルレチン酸炎症を抑える
酸化亜鉛ジュクジュクを取り除く

ピンプリットNには、ピンプリット にきび治療薬Cに含まれている成分にプラスして酸化亜鉛が配合されています。酸化亜鉛とは、患部を乾燥させてジュクジュクを取り除く成分のことです。

そのほか、毛穴の詰まりを改善するイオウ、殺菌作用のあるレゾルシン、炎症を抑えるグリチルリチン酸が配合されています。

有効成分の違いまとめ

成分 効果 ピンプリット にきび治療薬C ピンプリットN
イオウ 角質を柔らかくする
アクネ菌を殺菌する
レゾルシン 殺菌する
グリチルレチン酸 炎症を抑える
酸化亜鉛 ジュクジュクを取り除く

ピンプリットの効能効果の違い

ピンプリット にきび治療薬CとピンプリットNの効能効果は、どちらも「にきび」のみです。配合成分はやや違うものの、効能効果に違いはありません。

「それなら、どうやってピンプリットを選んだらいいの?」と疑問に思う方もいるでしょう。ピンプリットは効能効果に違いはありませんが、配合成分が異なります。

次に具体的な選び方を見ていきましょう。

ピンプリットの選び方

ピンプリットの選び方はとても簡単です。患部がジュクジュクしているかしていないか、またニキビを隠したいかそうではないかで使い分けができます。

患部がジュクジュクしている方・ニキビを目立たなくしたい方

患部がジュクジュクしている方には、酸化亜鉛が配合されているピンプリットNがよいでしょう。酸化亜鉛が患部を乾燥させて保護してくれます。

またピンプリットNは、肌色タイプなので塗ることでニキビを治療しながら目立たないように隠してくれる効果があることも特徴です。

岡本
肌色タイプではありますが、薄く色づく程度なのでニキビを完全に隠してしまうのは難しいでしょう。

ジュクジュクしていないニキビに悩んでいる方

とくに患部が膿んでジュクジュクしている様子がないのでしたら、ピンプリット にきび治療薬Cで問題ないでしょう。

無色タイプなので、とくに色はついていません。

岡本
色つきだと塗ったところが浮いてみえるのでは?と不安な方はこちらが使いやすいでしょう。

お肌や患部の乾燥が気になる方向けのニキビ治療薬

ピンプリット にきび治療薬CやピンプリットNには、イオウが配合されています。イオウは毛穴の詰まりを改善して殺菌してくれる優れた成分ではありますが、皮膚が可能しやすいのがデメリットです。

「ニキビ治療薬を使っていたらお肌がガサガサになってしまった…」という経験がある方もいるのではないでしょうか。そのような方には、イオウが入っていないニキビ治療薬が向いています。

ペアアクネは、炎症を抑えるイブプロフェンピコノールと、殺菌成分のイソプロピルメチルフェノールが配合されたニキビ治療薬です。

さらっとした使い心地ですが、患部が乾燥しないためガサガサ肌になりにくくなっています。

岡本
ピンプリットのシリーズにはどちらも保湿成分が配合されていますが、それでもやはり乾燥しやすくなります。気になる方はペアアクネのように乾燥しづらいものを選んでみてください。

まとめ

ピンプリット にきび治療薬CとピンプリットNの大きな違いは、酸化亜鉛が配合されているかどうかという点です。酸化亜鉛には患部を乾燥させる働きがあるので、次のように使い分けるとよいでしょう。

ジュクジュクの有無にかかわらず、ニキビをカバーして目立たなくしたい方は、肌色タイプのピンプリットNを選んでみてください。

ニキビ治療薬によるお肌の乾燥が気になる方は、乾燥しにくいペアアクネが使いやすいでしょう。

岡本
市販のニキビ治療薬を使っても改善が見られない場合は、なるべく早めに皮膚科を受診してくださいね。ニキビの状態にあった薬を処方してもらえます。