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【2021年振り返り】月商100万目指していた私が50万円で満足できるようになった理由

2021年は、私にとってすべてが新鮮な毎日でした。そしてライターとしての目標を大きく変えた年でもあります。変えた、というよりは変えられたといったほうが正しいかもしれません。

目標は月商100万円。ひたすら書き続けたあのころ

ライターを始めて3年くらい経ったころでしょうか。私は月商100万円を目標にひたすら記事を書いていました

なぜ100万円を目標にしたかというと、単に100万円が自分にとって大きな壁に見えたから。なんとなく100万円ってすごそうに思えたから。そして、100万円も稼げれば、資格にとらわれた人生を送っている方たちに勇気を与えられると思ったからです。

私が薬剤師をやめると言ったとき、多くの方に「もったいない」と言われました。せっかく薬剤師になったのに資格を使わないなんてもったいない、こんな言葉を耳にたこができそうなくらい聞かされたものです。

私自身も「お金かけてあんなに勉強してとった資格なのになあ」という気持ちは心の片隅にあります。

せっかく取った資格だからという理由だけで、資格を使った仕事に拘束されている方も多いのではないでしょうか。

もっと違う仕事をしたいのに、資格があるからチャレンジできない方もいるのではないでしょうか。

そんな方たちに「資格とはまったく関係ない仕事でも生きていけるんだよ!」と伝えたくて100万円を目標にしました。

月商100万円を目前に死にかけた私

今月はついに目標の100万円に手が届きそうだ。ついにやったぞ、と思っていたあの頃。ふいにあいつがやってきたのです。「あいつ」にこれから10か月近く苦しめられるなんて、そのときは思ってもみませんでした。

ひたすら吐き続ける毎日

「うぅ…気持ち悪い……」

目覚めはいつも最悪です。いつ吐いてもいいように、枕元には常にビニール袋をセットした洗面器を置いています。

吐いて吐いてひたすら吐く。吐くものがないのに、ひたすら嘔吐く。

胃酸もからっぽ、口から出てくるのは胆汁だけ。水すら飲めない。普段なら数秒で行けるトイレにすら自分の足で歩いて行ける体力がなかったので、部屋にこもって洗面器に吐き続けていました。

ひどいときは20~30分おきに吐くので、寝ることすらできません。

それでも仕事は残っている

私がどんなに吐き続けようと、クライアントさんには関係ありません。

受けていた仕事があったので、できる限りは自分でこなしました。執筆しては吐いて執筆しては吐いて…。

途中で「吐くために生きている」ような状態になり、いくつかの案件はほかのライターさんにお願いして私の代わりに書いてもらいました。

途中で契約キャンセルした案件もあります。クライアントさんからつけられる低評価を見て悲しい気持ちになったものの、仕方ありません。

2021年、新たな人生が始まる

ひたすら吐き続ける毎日でしたが、4か月ほど経ったくらいで落ち着きました。とはいえ、「いつ吐いてもおかしくないくらいの吐き気」は常にある状態です。

これが出産まで続き「もう2度と妊婦生活は送りたくない」と誓った2月、やっと吐き気から解放されました。

初めての子育てにてんやわんや

最初で最後の、たった一人の我が娘。

生活が一気に「自分中心」から「子ども中心」になります。帝王切開の傷でうまく動かせない体をなんとかコントロールし、かよわい命を守り続ける毎日。

好きなことを好きなタイミングで好きなだけする毎日はいつのまにかどこかへ行ってしまいました。

昨日は遅くまで起きてからゆっくり寝よう。眠いから仮眠しよう。息抜きにちょっと出かけよう。子育てをしながらだと、今まで当たり前にしていたことが突然、当り前でなくなります。

1日で執筆にかけられる時間は3~5時間

娘がようやく夜ぐっすり眠るようになり、執筆の時間を割けるようになってきました。といっても1日3時間程度です。しかも細切れにしか時間は取れません。

数分おきに執筆を中断しなければいけないので、まあびっくりするくらい進まないんですよね。

以前のように稼ぐのはムリだと悟る

子どもがいるのにバリバリ稼いでいるライターもいるので、私もなんとかなるだろうとどこか思っていました。しかしムリです。めちゃくちゃ高単価で受けているわけでもなく、書くのが速いわけでもない私にはムリでした。

50万円稼げたらすごいじゃないか

子育てとライターを両立して数か月。「100万円にはほど遠いけど、50万円稼げたらそれでも十分じゃないか」と思うようになりました。

50万円あれば奨学金を返しながらでも生きていけます。生活もできます。夫が仕事をクビになってもなんとかなります。

だったら、たった一人の我が子と触れあう時間を犠牲にしてまで仕事に没頭する意味はあるのか?

そう考えたら、一気に100万円に固執する気持ちが薄くなっていきました。もちろん、いつかは達成したいなという気持ちはまだもっていますけどね。

とはいえ、50万円を稼ぐのは簡単ではない

50万円といっても、今の私には「けっこう頑張らないとムリな金額」です。休みを犠牲にしないと達成できません。

でも頑張ればなんとかなる、そんな金額です。

ただ、頑張り続けると体を壊すのは目に見えています。決して体が強いほうではないので自分を追い詰めすぎないようにしないといけません。

2022年は子育てと両立できるライターを目指して

子育てをしながら(ムリをせず)稼ぐ、これが2022年の目標です。

そのためにはどうしたらいいかずっと考えています。執筆時間を増やすのは現実的ではありません。そうなると単価を上げるしかないですよね。

じゃあ、どうやって上げればいい?文章力を磨く?専門性を身につける?

いろいろ考えて答えはまだ見つかっていません。暗がりを模索しながらとはなりますが、両立した毎日を過ごせるよう楽しい日々を送っていきたいなと思っています。

いろいろ迷走している姿をお見せすることになるかとは思いますが、2022年もみなさん一緒に生き抜きましょう!